こんにちは、古瀬郁江です。
こちらの続き。
311で原子力発電所への意識が変わりました。
私の周りには、原発に賛成する人の声はありません。
今回、北海道全域で大規模な停電が起こりました。
真っ暗な中で思ったのです。
これを治せるのは北海道電力の方々だけだ、と。
現在電気も選べるようになりました。
反北電の人は、北ガスの電気や、生協の自然エネルギーを選んでいたりします。
でも、
やっぱり、
電気を供給してくれているのは北海道電力。
この現実を見て、
有機栽培農家と、慣行農業の農家さんの構図とおなじだと思いました。
無農薬、有機栽培の野菜が良いもので、正しい食で、
農薬や化学肥料を使った野菜なんて野菜じゃない。
でも、
もしも慣行農家さんが野菜を作ることをやめたら、
きっと有機栽培の野菜が私たちの口に入ることはほぼないでしょう。
慣行農家さんがたくさんお野菜を作ってくれてるから、
私たちは無農薬のお野菜を食べることができてるという事実。
今回も、北海道電力が電気を供給を担っていたから、
復旧作業を進めていたから、私たちは日常に戻ることができた。
そう、私たちは2つ見落としていた。
一つは、見えないところで多くの豊かさを享受していたことに。
もう一つは、私たちがNOという対象があいまいすぎたことに。
北電以外の電気を選んでいても、
それを供給してくれるのは北電だった。
北電を否定しながら、
見えないところで多くの豊かさの雲形を受けていたのです。
そして私たちがNOと言っていたのは、
「原子力発電所」だったわけで、
北海道電力という会社でも、
ましてや北電の社員でもなかったわけです。
全ては陰と陽でできている。
全てがパーフェクトなものなどない。
善か悪かで選び、
悪を否定して善を選ぶのではなくて、
受け取っていた豊かさに感謝をして、
過去を終わりにし、
未来を選択する。
そこにジャッジはいらない。
自分が空だからジャッジをする。
自分で自分を受け入れて満たしていくと、
勝手にジャッジは消え、ただの「違い」になっていく。
本来の助け合いを思い出すために、
今日本全国で自然災害が起こっているのかもしれない。
私たちはあまりに豊かになりすぎた。
それが当たり前になりすぎた。
今、こうして、
見えていなかった何かに気がつくために、
本来の「心からの助けい」「慈悲の心」を思い出すため。
そして、
もっともっと日本人が、
素直に、本音を伝えて生きていけるように。
まだまだ伝えたいことがあるので、
少しづつアップしていきます。