ママのためじゃない子連れお菓子教室

こんにちは。

バリから一時帰国中、たいわ士 古瀬郁江です。

前回までのお話はこちら

その怒りは自分のものではない、かもしれない

自分の「かみさまとのやくそく」を思い出す

今日はお菓子教室の矛盾のお話。

2008年10月、娘が当時1歳になった時、

お菓子教室L’atelier Bon douce(ラトリエボンドゥース)が誕生しました。

パティシエしか味わえない、

焼きたてフィナンシェの味、

ほんのりあったかいクッキーの香り、

出来立てのムースの歯切れと柔らかさ、、、

「最高に美味しいケーキをお客様にお届けする」

というパティシエの使命を全うするために始めた教室。

シンプルな美味しさをシンプルに伝えたい。

そんな気持ちでスタートしました。

当時のレシピを公開するサイトはこちら

L’atelier Bon douceのまいにちおやつレシピ

それから1年が経ちマンション購入と共に自宅レッスンを開始。

ずっと思い描いていた「子連れで参加出来るお菓子教室」が始まったのです。

皆さんは子連れお菓子教室と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?

「ママの息抜きの習い事」

「子どもの遊ぶ場所がある」

「ママのための時間、でも子どもを預けられない人も参加出来る」

今でこそ子連れに配慮したお店や習い事がたくさんありますが、

当時は子連れOKの◯◯というのはごく限られていました。

お菓子教室は子どものいない空間でハイセンスな時間を楽しむ場所、

というお教室がほとんど。

そんな中で子連れお菓子教室を始めたのですから、

スタートと同時に多くのママさんが参加してくれました。

少しづつ自宅でのレッスンに慣れてきたころ、

私の中で心の葛藤が始まります。

教室のブログで当時こんなことを書いています。

価値をどこに置くのか

年齢による子連れの意味

(読んでから続きをどうぞ)

大人が思う「子どもが楽しいと思うだろう事」と、

子どもが「心から楽しい!と思う事」は、

必ずしも同じではない。

キッズルームがあるから

おもちゃがたくさんあるから

他のお友達と遊べるから

おかし作りを手伝えるから

子どもも楽しんでいるハズ!と信じ、

邪魔しないでね

あなたはそっちで遊んでて

今はママの時間なの

と子どもを排除する。

そういう空間にしたくなかった。

子どもと共存する知恵をみんなで共有して練習する場にしたかった。

時にやんちゃで制御の利かない子が参加する事もありました。

おもちゃを壊される事もありました。

他の子を泣かせてしまう子もいました。

そういう子は、元々攻撃的だったわけじゃない。

日々の生活の中で感じるストレスが、

自分の想いを変化させてしまっているだけ。

だからと言って親は何もしていないのかというとそうじゃない。

毎日子どもを思って子どもと関わっている。

自分を一生懸命コントロールしようと努力をし、

頑張って、頑張って、もう限界寸前。

そう、

ただやり方が違っただけなんです。

やり方を知らなかっただけなんです。

私の思考の奥深くには、

「子どもを助けたい」という気持ちが常にありました。

親の関わり方一つで、

子どもの心が輝いたり潰されたりしてしまう。

脆く儚く美しい輝きの子どもの魂をそのまま輝き続けるよう。

それはもう、親や周りの大人次第。

「私はお菓子の作り方を伝えたいんじゃない。

その先にある親子の関わり合い方を伝えたいんだ」

「私はママのために子連れ教室をやってるんじゃない。

子どもを救うためにやっているんだ」

そんな本音が現れた時、

世間のイメージとの矛盾に自分で苦しんでいたのです。

その思いを声に出すことが怖い自分がいました。

でも今なら胸を張って言える。

完璧なまでに全てを持って生まれてきた子どもたちの魂が、

そのままで輝けるよう守るんだと。

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