こちらの記事の続きです。
子どもの「できない、ママやって」の3つの理由
1:成長の前の甘え 2:許容範囲の確認 3:失敗が怖い |
その2:許容範囲の確認
3歳を過ぎると、子どもは親を困らせることをやり始めます。
「草にも嫌われる3歳児」
と言われるほど、3歳という年齢はハチャメチャです!
(子どもはただ歩くだけでも道端の草までメッタメタにしていくので、
こういう言われになったそうです)
いたずらも始まりますし、
怒られるようなこともわかっててわざとやったりします。
しかもその時、チラッとママの顔も見ます。
なので母としては、
「悪いって分かってるでしょー!なのに何でそんなことやるの!」
と怒ってしまいますねぇ。。。
(悪いことをしたことよりも知っててやってるということに怒りを増長します)
はい、この時期の悪さは、
「どこまでが良くて、どこまでが許されないか」
をとことん試しているのです。
(ヘッヘッヘ〜口紅塗ったった〜)
だから、
「ママーできないーママがやってー」
と言ってママを困らせ、
どこまでなら受け入れてくれるのかな~と確認をしているのですね。
そんな時は自分の気持ちをしっかり見ましょう。
甘えさせてもいい?
それとも甘えさせたくない?
どこまでなら甘えさせてもいい?
嫌なら「ヤダ~」と言ってもいいし、
それが面倒なら「はいはい、わかったよ」とやってあげてもいい。
「一回だけね」でも「今日だけ特別」でもいい。
それが今日と明日で変わってもいい。
(親も時にだらしなくったっていいのです)
よく「親は一定のルールを決めてブレない方がいい」
と言われますけれども、
長女の時に徹底的にそれをやった私は思いました。
人間だもの、心の揺らぎがあって当然。
人はその時の気分で思いが変わっていいし、
そんな自分であっても良いと思える方が幸せ。
隙のない親の元で育った子は、融通を利かすのにとても苦労する。
そして揺らいでしまう自分を否定から入ってしまう。
3歳児には、
「これ以上は絶対に許してはいけない」
という時にガツンとしっかり怒る。
これだけ頭に入れておきましょうね。
***
その3:失敗が怖い場合
特に一人目の子に多いのがこのパターン。
ママが子育てにに力が入りすぎてて、
失敗してはいけないと気負いすぎてて、
子どもが執拗に失敗を恐れてしまう。
あ~落とさないの!
こうするんだって。
ほら~こぼした~
違うって言ってるでしょ。
先にこうすればいいの。
そうじゃない!
こうやって持ちなさい。
落としちゃダメ。
こぼしちゃダメ。
間違っちゃダメ。
失敗しちゃダメ。
要求が多すぎて。ダメ出しが多すぎて。
失敗を笑ってくれたら救われるのに。
今はまだできないだけなのに。
間違っただけで何が困るの?
自分のせいでママの笑顔が消えるのは嫌だよ。
だから、
ママの望む通りにいますぐできる自信がないから、
ママには笑っててほしいから、
ママをがっかりさせたくないから、
「ママー!(ママの望む通りに)できないー!」
そんな時の対処法はゴールを見ること。
ゴールは一つ。
ルートは幾通り。
ママの指定するルート(やり方)じゃなくったって、
ゴールに辿り着ければ(出来るようになれば)いいんです。
失敗も含めて、
自分のチョイスとは違う方法を選ぶ子どもを受け入れる。
その道のりを信じて放っておく。
信じて見守ることができなかったり、
失敗を受け入れられないのなら、
「失敗してはいけない」と信じてる自分を問題視しよう。
この子が失敗することで自分にとって不都合なことがあるの?
それは何?どうして?どんな気持ちになる?
「失敗」しなければ見なくて済む「何か」。
それを見つけられたらきっと、
子どもの失敗も、自分とは違うチョイスも、
受け入れることができるようになるでしょう。
さぁ今日から、
子どもの瞳の奥の色をじっくり観察してみましょう。
「ママー!できないー!」
その言葉の裏にある子どもの心を読み取れたら、
きっと今よりもコミュニケーションがスムーズになるはずです。