子どもの泣く権利を侵害しない。それは目の前にいる人の話をしっかり聴くことと同じ。そしてその権利は私たちにもあるのです。

赤ちゃんの泣きは言葉の芽。

上手に泣けた子は、お喋りするのも上手になります。

前回のトイレトレーニングの話でも触れましたが、

子どもの泣く権利を侵害しないということ。

これは人としてとても大事なことです。

もし

赤ちゃんは喋れない、

赤ちゃんは何もわからない、

赤ちゃんが泣くのはミルクかおむつか眠いか、

赤ちゃんも泣いてる理由をよくわかってない、

ほっといたらそのうち泣きやむ、

という風に、

「赤ちゃんは無能な生き物」

という前提を持っているなら今この瞬間に捨てましょう。

実際に赤ちゃんとたいわをしていると、

大人よりもなんでも知ってるし、

大人よりもずっと賢いです。

子どもの泣きに大人はどう向き合うのがいいのか。

泣き止ませるのが大事なのでは無く、

上手に泣かせるのが親の役目です。

すべて大人とお話しするのと同じで、

相手の話を聞き、

そうなんだねぇと相槌を打って、

じゃあこうしてみる?と提案し、

もしすぐに対応できない時は交渉し、

それに対する相手の意見も聞いた上で行動するのです。

この対応は、赤ちゃんのうちから、大きくなっても同じ。

泣きにどう反応して関わり合うかが、

その子のコミュニケーション能力を育てます。

ちなみにうちの長女は、

「ママがそばにいて守ってくれるという安心感が大事」という言葉を信じ、

少しでも泣き始めたら瞬時に抱っこして気持ちを代弁、

不快を一刻も早く取り除き、原因がわからない時はとにかくおっぱい。

泣き続ける(不快を感じ続ける)よりもおっぱいで安心させたほうがいいと思っていました。

その結果、自分の気持ちを表現するのが下手くそな小学生へと成長しました。

(もちろんそれに気がついた時から、また戻ってやり直ししています)

結局安心させてたんじゃなくて、

喋ってる最中に口におっぱい突っ込んで黙らせていたわけですよ。

そうしたらね、不満が上がってきたらグッと飲み込むんですよ。

うまく言葉で伝えられないので、小学生になっても癇癪起こすみたいに叫ぶんです。

そして食べ物で心の隙間を埋めようとします。

これに気がついた時、絶句しました。。。

(イメージ図)

大人は理不尽な生き物で、

子どもが幼いうちは

「静かにママの言うこと聞きなさい」

「わがままばっかり言わないで」

「どうしていつもママを困らせることばっかりするの!」

「それはお友達が使ってるからこっちのおもちゃで遊んだら?」

「一人占めしちゃダメよ」

「友達とは仲良く遊ぶのよ」

と、子どもの気持ちや精一杯の表現を押さえつけ、

小学生になった瞬間に

「一体何考えてるの!」

「ちゃんと自分の頭で考えなさい」

「思ってることは言わなきゃわからないでしょ」

「人と同じじゃなくて自分の考えはないの?」

「本当にやりたいことをやりなさい」

と、いきなり表現しろと追い詰める。

そりゃ理不尽すぎますって。。。涙

しかもそんなママの言葉を信じて意見を言ってみたもんなら、

「はぁ!?何言ってんの!それでいいと思ってるの?もっと考えなさい!」

と門前払い。。。

(子どもの声:母ちゃん!そんなぁぁぁぁぁぁ!!!)

結局「(ママの考えてる通りの)意見を言いなさい」と言ってるという。

けれどそれさえも子どもは知ってるんですよね。

なんでかって?トイレトレーニングの時からずっとそうだったから。笑

(おしっこでないのに「出ない」って言ったら「出るでしょ!」って言われるとかね)

つまり、

成長するための途中経過はできるだけ短く

自分で努力して最短距離で成功しなさい

って言ってるわけですよ、日々の行動で。

どんだけのストレスーーーーーー!!!

トップアスリートかっ!ってくらいの追い詰められっぷりですね。

そりゃ寝てる間も緊張マックスです。

あなたの子どもに対する態度は、

あなたのあなた自身の扱いと同じ。

もしも子どもが思うように動いてくれなくてイライラするなら、

あなたが本心を無視して周りに合わせているだけ。

もしも子どもは何も知らないから常に目をかけてなきゃいけないと思うなら、

自分の能力を低く見積もっているってこと。

子どもの泣く権利を尊重するには、

自分の気持ち、自分の本心を尊重出来れば必ずできる。

子どもに泣く権利があるように、

私たち一人一人にも泣く権利があるのです。

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