バリに来て初おやつは、
電気オーブンを貸りて焼いたヴィーガンごまスコーン。
計りも十分な道具もなく、
いや、さらに言えばレシピもなく、笑
全てが目分量だったもののそこそこうまく焼けた前回。
あーやっぱりオーブン欲しいなー。
カリッカリの皮のシュークリーム食べたいなー。
という訳で、リサーチしてリサーチして、
我が家に迎えたバリ島での相棒がコレ。
その名も「福ちゃん」。
オーブンの側面に謎の「福」の字。。。
中国製?と思ったらHOCKという会社、
正真正銘インドネシア製でした。笑
去年の秋にデンパサールで購入し、
バイクの後ろにくくりつけてウブドまで持ち帰ってから、
幾度となく登場している彼。
ベーグルなんてお手の物。
念願のカリカリ皮のシューもバッチリ。
そしてなんと、厚みのあるジェノワーズだってしっとりふっくら!
アルミ缶みたいな姿だけど、
「本当にあってんの?」ってくらいチープな温度計だけど、
想像していた以上にちゃんと焼けてびっくり。
実際これを使ってパンを焼いている人が、
慣れるまでに1年くらい掛かったと言っていたので、
ここだけの話かなり覚悟をしていました。
しかも説明書には「チキンロースト、パン、クッキー」しか書いてなくて、
「ケーキ」の文字がどこにもない!!!
正直、やっちまったかな。。。と後悔したのは今だから言える話。笑
いやー!なかなかいい仕事するよ、福ちゃん!
レシピと温度と時間だけで仕事をしてこなくてよかったなーと、
しっかり化学の部分も突っ込んで勉強してきてよかったなーと、
この時ほどに思ったことはないでしょう。
自分、グッジョブ。
そして、福ちゃんグッジョブ。
我がパティシエ人生に於いて、
まさかコンロの火に直接かけて焼くオーブンを使いこなす日が来ようとは。
だから人生はやめられません。