自立の時

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娘が帰国することになったのは「パパに会いたい」という一言からだった。

毎日毎日私に怒られる毎日。

もう直ぐ9歳になろうかというのに、どうしてこんなことで毎回注意をしなきゃいけないのか。

人の通り道におもちゃを置いていたら踏んづけて壊すのはわかりきっているだろうよ。

食べ終わったマンゴーの種に無数のアリがたかる光景を目にした時のがっかり感。

弟に奪われるとわかってるくせに、見せびらかして奪われてむくれるとか。

私も異国の地で気張ってるんだよ。これ以上無理。ふざけんな。

この想いが限界を超えた時、

「テメェなんて日本に帰れや!」

と怒鳴りつけていた。

言ってしまった…と後悔した。

決して言ってはいけない一言を口にしてしまったと。

でも、これが本音だった。

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彼女なりに努力をしていたのはわかる。

全て彼女からのメッセージだったこともわかる。

でも、母親だからといって全てのメッセージを受け取れるとは限らない。

娘に怒りながら、肚の決まらぬ夫に対する怒りも上乗せしてる自分も見えた。

彼女が悪いんじゃない。

母子で頑張らなきゃいけない状況を良しとした夫に対する怒りだ。

でも良いこともあった。

日本には住めないと思い込まされてきた娘にとって、

パパの元に帰っても良いという逃げ道が見つかったから。

「パパに会いたい」

そうして彼女の一言により、帰国に向けて動き出したんだ.

決まってから、いろいろと思う。

やっぱり彼女のくだらないことへの注意は止まらない。

私は毎日のように怒ってる。

日々を平穏に過ごしたいだけなのに、そうさせてくれないことへの怒り。

でも、これも私が彼女が幼い時にあれこれ先回りしてお世話し過ぎてきたからだとわかった。

国語や算数の勉強を見てても思う。

とにかく文章の読解力がない。本当にない。呆れるほどに。

これもやっぱり、私が困った時にすぐ手を差し伸べてきたからだったと今になって気づく。

なんてことだ。今までの子育て、失敗じゃないか!!!

失敗とは言いたくないけど、良かれと思ってやってきたことは全部裏目に出たんだ。

困った時に助けてくれないことに対して文句を言うのも、

困った時にはすぐに私が助けていたからじゃないか。

「ママ、今日どこ行く〜?」という一言も、結局そういうことだ。

自分で自分にがっかりした。

なんていうことだ。。。

いや、今からでも遅くない。

これから彼女自身が自分で考え、自分で行動し、失敗を重ねていくことでしか成長はない。

そう思うと、私から離れてパパと2人暮らしをするというのは最高の環境とも言えるんだ。

ただでさえ父子家庭は大変だのに、空気の読めないパパなのだから。。。

色々思う。心配もある。

日々の生活だけじゃなく、環境や天変地異のことなども。。。

でも、すべては最善なんだ、と。

私たちにとってのベストなんだ、と。

彼女は大きな自立を選んだのかもしれない。

心身ともにべったりだったこの母娘関係からの。

私に求められていることは子離れなんだろう。

頭でわかって心で揺れ動く日々。

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