バリにやってきて1ヶ月が経ちました。
振り返っても、もうそんなに経ったんだと思うほどにあっという間です。
昨年の8月に初めてバリ島を訪れ、今回で2回目だというのに、
この島に流れる空気が私にとってとても心地よいです。
きっと子ども達という存在が側にいるからホームシックにもならないのかもしれません。
それを差し引いても、やっぱり居心地のよい素敵な場所には変わらない。
海外旅行に行ったことのある人ならきっとわかると思いますが、
日本という国から一歩出ると、色んな発見や気づきがあります。
「今日の常識は、明日の非常識」
これは私の師匠から教えられた言葉ですが、
まさに海外に出ると今までの常識が非常識に、
そして今までの非常識が常識に変わるくらいの違いが沢山あります。
私はそれを初めて一人でフランスに行った19歳の時に体験しました。
言葉では表現できないけれど、確実に私の知っているよりももっと大きな世界がある。
まだまだ知らないこと、見たことのないものが沢山ある。
子どもを産んで初めて見える世界があるのと同じような感覚です。
その「一瞬にして自分を守ってきた枠組みが外れる」時、
一番大事になるのが「個」という最小単位。
つまり
「私はどんな人間であるのか」
「私は何を大切にしているのか」
「私の人生の目的は何なのか」
というところをしっかり自覚していないと、
自由というものに大きく揺さぶられ、自滅してしまう。
結局人は、自由になりたいと言いながらも、
不自由という枠組みに守られているから。
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満月を前に、自分に向き合う時間を。
要らないものはさようならをして。
そして大切なものだけを大切に。