こころの安全基地

連休で田舎のお祖母ちゃんのお家に遊びに行ってきました。

行くと必ず近くの温泉に行きます。

その時におきた、子どもにとって母親とはこころの安全基地なんだなと実感したある出来事。

休憩所で1歳7か月の息子と過ごしていた時のことです。

ちょうど同じように連休を使っておじいちゃんのお家に遊びに来た幼稚園~小学生の子ども達がいました。

いとこ同士と思われる4人の男の子と女の子。

その中の一番大きな男の子と、おじいちゃんが囲碁を始めました。

周りに居た他の子はただ見ていてもつまらないので、

使ってない碁石を入れ物に投げ入れる遊びがスタート。

入ったり、入らなかったり、外れた碁石が碁盤に飛んでいったり。。。

だんだんイライラしてきたおじいちゃん、

「コラ!投げんじゃねぇ!」と大きな声で怒鳴りつけ始めました。

ふと見ると、我が息子が落ちていた碁石をひとつ握って側に立ってる。。。

「どうぞしてね」と声を掛けると、絶賛ポイポイ投げる期の息子、碁石を投げた!!!

実は娘も息子も、親も驚くほどにコントロールが良いのです。

良いんだか悪いんだか、まんまと碁盤の上、しかもおじいちゃんの目の前に命中!!!

「ゴルァ!!!投げんなっつってんだろうがぁ!!!!」

振り返りざま、30センチほどの至近距離で大声で怒鳴られた息子、1歳7か月。

そしておじいちゃんの「あ、知らない子だった!」という表情。笑

結構な大声だったので泣くかな?と思ったんですが、

2秒くらいじーっとおじいちゃんの顔を見た後で、

ゆっくり私を振り返り「どうぞしたんだけど・・・」と。

そう、息子は落ちていた碁石をどうぞと渡したのです。

でも1歳7か月ですから投げちゃったんですね。

キャッチとリリースのタイミング、手の動き、力加減、色んなものをまだ習得中ですから。

息子には息子の言い分がある。納得いかない。どうして怒られるの!?

その時私は大きくうなづいて、

「こっちにおいで。大丈夫だよ」と声を掛け、

「どうぞしたんだよね。ママは知ってるよ。偉かったね。

大きな声で怒られてビックリしたよね。ママはわかってるからね、大丈夫。」

と膝の上にのせ、耳元でお話ししました。

それで落ち着いたものの、まだ理不尽さに納得していない様子だったので、

「きっとおじいちゃんもイライラしていたんだよ。」

と言ったらようやく納得し気を取り直して遊び始めました。

外出先で他人さまに迷惑を掛けると、

親はいの一番に謝ったり、子どもに注意したり、謝らせたりします。

社会のルールを教えるために大切なことでもあります。

ですが子どもにだって言い分があるわけです。

一番に守って欲しい、一番の味方でいて欲しいお母さんが、

自分の気持ちをよりも他人さまを優先する事に怒って泣くのです。

今回私が言いたい事は沢山ありました。

まだ1歳7ヶ月だということ、

彼はふざけて投げたわけではなく、落ちていたものを拾って渡しただけだということ、

からだの発達の観点から投げることは大切なプロセスであるということ。

でも言いませんでした。

何故なら、息子が私に理解して受け止めてもらえた事で十分だったから。

彼本人がそれでよければ、私は関係ないのです。

ただ想いを理解して受け止めるだけで、

自ら立ち直る力を1歳でも持ちあわせている事に感動したのでした。

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